2020年12月23日 化学工業日報 3面に記事が掲載されました。【長谷川研究室(理工学部 化学・生命科学科)「Eu錯体とイオン液体を複合化」】

長谷川美貴教授(理工学部 化学・生命科学科)と北海道大学のキムユナ准教授らの共同研究グループが開発したEu(ユーロピウム)錯体とイオン液体を複合化し酸化還元反応によって発光反応を示すデバイスについての記事が、化学工業日報2020年12月23日版3面に掲載されました。

 

Euは通常、3価のイオンで赤色に発光し、2価のイオンでは青色に発光しますが、極めて不安定で3価に戻りやすいのが課題です。

共同研究グループでは、Eu錯体とイオン液体を複合化し、2価と3価をスイッチできるよう開発しました。

今後の課題はイオン液体中で2価の状態を長く保持することと、2価にした時に青色発光させることになります。

今回開発した複合体は流動性が高いため、発光体の立体的成形や薄膜化が容易であるほか、蒸着等によって高密度化せずにすむため、省資源につながります。また、緑色に発光する希土類のテルビウムと組み合わせることで、2種の発光体で3原色(RGB)を実現する可能性があります。

 

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理工学部 化学・生命科学科 長谷川研究室ウェブサイト